当院の歴史

地藏院の歴史

福徳阿弥陀如来と呼ばれ、左右に、観音菩薩・勢至菩薩を脇持として、 各家の亡者に極楽浄土の福徳を、生者には密厳浄土の福徳を与える、当院のご本尊様として信仰を集めています。

当寺院には、御本尊、前立仏、前々立仏と、三体の阿弥陀様が姿を見せられて九品十楽の教えを説いておられます。
その正面には、千手千眼観音菩薩が、毘沙門天・地蔵菩薩、風神・雷神を脇持として、そのお姿を見せられています。

地藏院外観

北向誓願地蔵尊について

北向誓願地蔵尊
  • 北向誓願地蔵尊
  • 北向誓願地蔵尊
  • 北向誓願地蔵尊

戦前の昭和15年に地蔵講は解散したものの、北向きの地蔵様は、(地蔵十徳)のご利益絶大との信仰から、参拝者は絶えず、平成に入り参拝者有志により再び、地蔵講が毎月24日に執行されるようになりました。

平成15年には、現日本銀行勤務の篤信者により、報恩謝徳・参拝者の心願成就〔特に子供の受験など〕の為の撫で地蔵様が建立されました。

平成20年6月には、篤信者ならびに壇信徒一同のご喜捨により、地蔵堂の改修工事が始まり、8月24日の地蔵盆法会に併せて、改修完成奉告法会が執行されました。

篤信者からご寄贈の、総丈2メートルを超える「北向誓願大地蔵菩薩」が、建立され、その周りには、春季・秋季の彼岸会や盂蘭盆会での、お塔婆流しを執行する為の、池が造られました。

また、納められている「永代水子供養地蔵菩薩像」の安置させて頂くお棚も増設させて頂き、一目で、ご自分の納められた、お地蔵様を参拝出来る様になりました。

重ねて新たに、「北向誓願 大日大聖不動明王座像」が、「二童子」並びに、当院本堂内の「五大力明王」と共に迎えられ、正式に、「お護摩修法」が、執行させて頂けるようになりました。

また、改修後には、永代灯篭や提灯が奉納されております。

今現在は、癌等々の病気や子供の事、商売関係等々の利益絶大との事で、北は福島県、南は鹿児島、また、海外からの信者の方々の参拝を頂き、毎月24日には、午前お護摩修法、午後地蔵講が行われており、8月の地蔵盆には、米国ハワイからの舞踊奉納、徳島からの阿波踊り奉納、その他、壇信徒による各奉納事が行われ、年々、盛大さを増し北向地蔵尊の威光高らかになっております。

北向き地蔵様の28種の利益の内、十徳は、「衣食豊足」「離水火災・無盗賊厄」「端正相好」「宿智命通」「疾疫不臨」「悪業消滅」「夜夢安楽」「先亡離苦」「宿福受生」「畢竟成佛」です。

どうぞ、お参り下さい。