4月15日 誕生日と震災とスタート

日中暑く、朝夕寒い。

春独特の気候ですが、体調管理は難しいですね。

 

今日は、愚僧の本当の誕生日です。

生まれて直ぐに両親と別れたので、誕生日が解らず、

戸籍上は、3月24日になっています。

つい数年前、亡き叔母の手帳から4月15日が誕生日と解り、

昨年、ついに生年も戸籍と違う事が‥‥‥歳取っちゃいました(笑)

朝からお祝いメールやラインを頂き、感謝・感謝です。

 

さて昨夜、九州熊本で大きな地震が起こりました。

愚僧の縁者さんも居られますから、ニュース入ると共に、

愚僧もバタバタでした。

良寛さん曰く、

「災難に遭う時には遭う事が、災難を逃れる妙法」

でもやはり、その境地は難しいです。

大勢の方が被害に遭われる中、「縁者皆無事」の知らせに、

安堵すると共に、その気持ちに少し恥ずかしい愚僧です。

これからの夕勤にては、当地皆さんの息災円満を祈念させて頂きます。

 

さて、5年前。

東日本大震災の折り、人々の不安を除こうと、

仏教界の若い僧侶達が始めた事があります。

当時の仏教界では異例の事でした。

 

実は愚僧も今日の誕生日を機に、その事を始めようと思っていました。

不思議に、縁者さん、檀家さん、高野山の師僧までが賛同して下さいました。

応援者も現れて下さり‥‥‥。

そして、奇しくも熊本震災の次の日オープン。

 

「道場(本堂)出るは、済生利人」

修行に邁進し、道を説くする僧侶。

学問を奨め、道を説く僧侶。

世俗に塗れ、道を説く僧侶。

 

修行・学問共に半端な愚僧は、

奇なる生年月日を持つ身として、

一休さんや良寛さんには、遠く及ばない愚僧ですが、

誕生日と震災と新たなスタート。

 

心して勤めたい!

そう願う、愚僧です。