8月25日 暑いが、秋の気配。

昨日24日は、お地蔵様の御縁日。

今年最後の地蔵盆のお参りをさせて頂きました。

24日に合わせて地蔵盆を行う町会さんは、

子供中心の町会さんとは、少し雰囲気が違います。

読経後の愚僧の拙い法話も変わります。

 

子供の守り仏から、その土地・地域の守り仏へ。

眼・耳・鼻・舌・身の五感に感じ無くとも、明らかに存在する神仏。

五感に感じ無いから信じない!

でも今現在、その同じ五感に感じ無いものが、日々ニュースになります。

『放射能』ですね。

五感に感じ無いから信じない!

親子や兄弟、隣近所の愛情も、五感に感じ無くては信じませんか?

 

古の方々は、その五感に感じ無い神仏を崇め、怖れ、頼みにされたのです。

現在の我々にも、そんな気持ちが欲しいものですし、

兎も角も、誰の心中にも、意識の有無に関係無く、存在するようです。

 

さて話題変わりますが、今週号の文春雑誌に、寺院の経営難の記事が載っています。

五感に感じ無いものは信じない時代の流れの中、

その中心にある寺院の難儀は大きいものです。

寺院や僧侶にも、その任を問わねばなりませんが、

難しい時代になったのは事実ですね。

 

今年のお盆行事は全て終了しました。

愚僧自身にも、寺院や僧侶の在り方を考えさせられた、

今年のお盆行事でした。

 

昨夜の強雨で、秋の気配が進んだようです。

愚僧も愚僧なりに、進みたい‼︎

そう思う今日この頃です。