今日で7月も終わり。
いよいよ明日から盆月です。
愚僧の身辺も慌ただしくなって来ました。
今日は、とある所のお地蔵様の引き取りがありました。
立派なお堂にお祀りされているお地蔵様17体。
地域の方々に守られて来ましたが、高齢化やお世話人さんの死去により、
そのお祀りが出来なくなったからです。
ニュース等で言われる、日本の行事の衰退は、決して田舎や地方の話しで無く、
都会の中心部でも起こっています。
地域のお地蔵様を中心に行われて来た「地蔵盆」や「地蔵講」
かつては、地域の親睦の場であってものが、次第になくなって行きます。
老若男女が語らい、楽しんだ行事が行われなくなる事は、
今の人間関係の希薄を指しているのでしょうか?
そう思うと、法縁の方々や地域の方々の協力を得て、
年々盛大になる、当院の地蔵盆・地蔵講。
心から有り難く思います。
狭い当院の境内に落ち着かれたお地蔵様です。