昨日は、愚僧の新しいスタートでありました。
詳しくは述べませんが、穏やかなひと時を過ごさせて頂きました。
自分勝手な愚僧ゆえ、大勢の方のお世話に寄ってです(笑)
いつも平素から、人や物事とのご縁の不思議さを思うのですが、
昨日は尚更、その思いを強くしました。
さて今日未明、熊本地方に再び大きな地震が起こりました。
愚僧も2時頃から、熊本にいるメンバーとラインを続け、
無事を確認しました。
ちょっと仮眠して、5時過ぎから再度無事を確認。
朝の一座にてメンバーの無事を感謝し、
被害に遭われた皆さんの無事息災をご祈念させて頂きました。
自然の脅威は凄いものですね。
阪神淡路、東日本の両震災や、度々の各地の洪水被害。
我々には、それに立ち向かい、勝利するのは不可能なのでしょう。
「自然」
天地万物が、意図も意識も無く、あるがままの姿や行動を見せる事。
意図も意識も無い。
そこには善悪も好悪も、信仰の有無も無いのです。
その自然に添う事を、「自然法爾・じねんほうに」と言います。
自分を含め、誰の責任を問うで無く、誰を責めるでも無く、
いにしえの方々は、「自然」の安穏息災を一途に願われたのです。
人間は、哲学や宗教や倫理等々があり、
その自然に生きる事に、長い年月をかけて秩序を整えて来ました。
意図も意識も無い生活をせぬ様にです。
その事に慣れた我々には、
意図も意識も無い「自然」は、
時には温かい優しさに見え、時には冷徹な冷たいものに見える。
でも、「自然」は「自然」なのです。
どうか、責める相手を探さ無いで下さい。
どうか、誰も責めないで下さい。
どうか、自分を責めないで下さい。
「自然」の事なのです。
そして一度は、冷徹に見えた「自然」は、
大きな傷を残したまま、
「自然」に温かく優しい「自然」に戻って行くのです。
我々もまた同じだろうと思います。
浅学無知の愚僧は、その様に言い聞かせ、
神仏に早期の安穏、無事息災を祈念するばかりなのです。