今日は、<旧の初午>でした。
伏見稲荷様の御縁日ですが、大阪市内は新暦。
農村部では、旧暦にて行われる事が、今でも多く、
愚僧も朝から3件のお参りをさせて頂きました。
大阪市内のそうですが、お稲荷様へのお供物の量は、
本当に多くて、びっくりさせられます。
お餅に果物や菓子、鯛などの海の幸、椎茸などの山の幸。
大根等々、農村の幸。
厄歳であろうと無かろうと、その厄払いの行事でもありますから、
それはそれは、沢山のお供物です。
ただ大きな違いは、大阪市内では参拝者のみに配られるお供物が、
農村部では、兎に角集まった方々に振る舞われる事です。
今日も皆さん、何時頃から拝んで、何時頃から振る舞われるかご存じで、
時間には、多くの方々が集まりました。
愚僧も、ご法楽後にお供物を振る舞う(撒く?昔の餅投げ?)時が、
一つの楽しみでもあります。
お供物を我が身に持たず、皆のために喜んで捨てる=喜捨ですね。
多くの方を喜ばす事で、大きな功徳を手に入れる。
善き風習だと思います。
さて明日からは、春季彼岸会の準備にかかります。
この一週間は、ほとんど在院する時間もなく走った愚僧ですが、
明日からは、筆と紙に向かって勤めます。