3月13日 旧の初午

今日は、<旧の初午>でした。

伏見稲荷様の御縁日ですが、大阪市内は新暦。

農村部では、旧暦にて行われる事が、今でも多く、

愚僧も朝から3件のお参りをさせて頂きました。

 

大阪市内のそうですが、お稲荷様へのお供物の量は、

本当に多くて、びっくりさせられます。

お餅に果物や菓子、鯛などの海の幸、椎茸などの山の幸。

大根等々、農村の幸。

厄歳であろうと無かろうと、その厄払いの行事でもありますから、

それはそれは、沢山のお供物です。

 

ただ大きな違いは、大阪市内では参拝者のみに配られるお供物が、

農村部では、兎に角集まった方々に振る舞われる事です。

今日も皆さん、何時頃から拝んで、何時頃から振る舞われるかご存じで、

時間には、多くの方々が集まりました。

愚僧も、ご法楽後にお供物を振る舞う(撒く?昔の餅投げ?)時が、

一つの楽しみでもあります。

 

お供物を我が身に持たず、皆のために喜んで捨てる=喜捨ですね。

多くの方を喜ばす事で、大きな功徳を手に入れる。

善き風習だと思います。

 

さて明日からは、春季彼岸会の準備にかかります。

この一週間は、ほとんど在院する時間もなく走った愚僧ですが、

明日からは、筆と紙に向かって勤めます。