
平成26年1月7日(火)
寒さ、再び厳しくなりましたね。
三ヶ日以来ノンビリしていた玄関口の火鉢も、再び活躍の時を迎えています。
昨年来、玄関口に火鉢を据えている当院ですが、
「いやぁ~、火鉢の暖かさは良いものですねぇ~」 と、概ね好評を頂いております。
その火鉢は数年前に、お護摩修法が叶わなかった愚僧が、
本堂内のお不動様の御前で、<人形焼き>を行う為に、和歌山の原さんから譲って頂いた物です。
炭や豆炭は、理事長さんが買い求めてくれたもので、
昨年のバーベキュー用では無いので、火の着きも長さもよい物です。
そして今年は、和歌山の玉置さんが、手に入れられた<切り炭>を分けて下さり、
本当に、善き火鉢となりました。
ところで、火鉢を使うにはもう一つ、<火箸>が必要なのですが、
愚僧の子供時分とは違い、この火箸が無いのです。
名の知れたホームセンターへ行っても、「今時分、そのような品は・・・」 悲しい答えでした。
で、昨晩、理事長さんが、手ずから作製して持参してくれました。
火鉢に火箸・・・んん~、役者が揃った感じでしょうか?(笑)
お湯を沸かし、乾燥を防ぎ、フフフ・・・お正月には、お餅を焼いて、睨み鯛を温めてくれました♪
「良い香りですよねぇ~」 今日来られた方の声。
確かに、炭の燃える香りは、また格別の優しい香りがするのもです。
愚僧の実家も、一年通じて火鉢に火がありましたが、
殊に、お正月の火鉢からは、子供でも感じる心地好い香りがしたものです。
本当に、火鉢の暖かさは善いものです。
もう一つ、
火・・・聖火・・・不浄なるモノを、すべて清浄(焼浄)為さしめる効果があるようにも思います。
当院の玄関口の火鉢の火も、そんな役目を果たして欲しいと願う愚僧です。